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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 - 感想

先日見て来た映画、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』の感想記事です。


あらすじ
……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学園。父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。



『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』予告


今回の映画は2018年に放送されていたTVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の外伝ストーリーです。基本的にはアニメ版を見ていない人でも楽しめる話の構成となっていますが、アニメ版を視聴されてから見られた方が良い構成となっていると思います。


今回の外伝のアニメ後のエピソードの一つとして構成されており、ヴァイオレットへのとある依頼から出会う、ある姉妹の物語が中心となっています。
基本的にネタバレしない程度の感想だけしか書かないのですが、内容としてはとても感動させられるお話となって居ました。物語終盤は涙を堪えながら見ていました。アニメ版を見ていた人にはかなり満足出来る内容となっていたのではないでしょうか。アニメ版を見てない方で気になる方は是非視聴して頂きたい作品です。



さて今回の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』は京都アニメーション製作のアニメと言うこともあり、あの痛ましい事件後では初の発表作となった訳ですが、この作品自体は事件の前日に完成していたとの事で無事予定通りの上映が行われる事が出来ました。また今回のエンドクレジットには、 制作に関わったスタッフとして全ての犠牲者と負傷者の名前が含まれていたとの事です。通常ならば名前が載らない若い製作スタッフの方々も犠牲者の中に多く含まれていたと聞き、本当に痛ましい事件だったと改めて実感します。


ヴァイオレット・エヴァーガーデンは元々来年の1月にも新作の映画が公開される予定となっていたのですが、こちらは今回の映画後の特報として鋭意製作中のため公開時期が未定となる事が発表されました。事件後にはプロダクション存続さえも危ぶまれた中での「鋭意製作中」と言う言葉の中には様々な思いが込められているかと思います。作品の製作に関わっていたスタッフも多く亡くなられた中で、ケガから復帰して製作に関わっている方も居ると聞きます。いつ新作が完成出来るのかは現状わかりませんが、どうか焦らずに良い作品を作って欲しいと思います。一ファンとして新作をいつまでも待ち続けたいと思っています。